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タイザン♂鼠獣人×ゼンコウ♂牛獣人
2022年4月24日 - 5月6日・10月4日 - 10月7日

ゼンコウ♂牛獣人
 寅のヒョウガ、貴君を来る年の干支を司る使者として、行く年の使者、丑のゼンコウより引き継ぐことをここに証し、任ずる……
【大晦日の夜。行く年来る年の干支の使者が庁舎に集い、引き継ぎの儀礼を行う。干支の使者として去年子の使者・タイザンから引き継いだ役目を、今次の使者であるヒョウガへと受け渡すわけだ。去年のタイザンは使者デビューしたということもあり、この形式的な儀礼も緊張した様子だったけど、今のオレもいざ実際にやる立場になったら中々これは緊張する。なによりヒョウガのおじさん……ヒョガおじが相手だから尚更なんだよな】
……これにて一通り済みました。あとは二人で年が明けるのを待ちましょう。ささ、ヒョウガさん。こちらにお座り下さい
【虎獣人のヒョウガは、長年寅の使者を務め続けている大ベテラン。礼儀を重んじるタイプで、粗相などしたら大目玉。オレは先代の付き添いで何度も顔を合わせたことがあるが、ほぼほぼ叱られ説教される記憶が大部分を占める。こうしてお互い使者としてヒョガおじと付き合うことになった以上、昔より真剣にやらねばなるまい】*



ヒョウガ♂虎獣人
 ……うむ。この一年、丑殿におかれましては干支の使者の任、誠に御苦労様でございました。その任、しかと貴君より受け賜わり、引き継ぎましょう
(丑のゼンコウ。もうすぐ終わる今年より、先代に代わって新たに丑の使者となった男。記憶では、前年に新たな子の使者となったタイザンと戯ればかりしている子供の印象が強く、その時から不真面目さが目立っていたが故に、正直この世代交代には不安を覚えていた。……が、我輩への応対、引き継ぎの業務、儀礼……あの不安は杞憂だったのか、多少の不慣れさには目を瞑るとしても見事にやってのけていた。この庁舎も思ったより綺麗に整頓、清掃が行き届いており、その点はあの頃から成長したのだろう……と感心する)
おうとも。心遣いに感謝する。立派になったな、ゼンコウよ
(一通りの儀礼が済んだところで、口調を少し砕いては、用意してくれてあったのであろう座布団に坐して礼を述べる。いやはや本当に立派になったものだ……。前に見たときは自身の腰ほどの背丈しかなかったあの小童が。何を食ったのか我輩を追い越し、体つきも随分逞しくなった。まだ貫禄はないが、容姿だけを見れば先代と並ぶと言っても過言ではないだろう)*



ゼンコウ♂牛獣人
 ありがとうございます。私より先に使者となったタイザンにも、色々と教えて頂いたので
【身体を温める熱い茶を出しつつ、ヒョガおじの言葉に受け答えする。実際、タイザンにはかなり助けて貰ったのだ。使者の業務や、庁舎の掃除、礼儀作法……。新任使者への補助という名目で訪れてくれた度に、二人で甘い逢瀬を繰り広げていたことは絶対に言えやしないが】
ふぁ……はあぁ〜
【自分も熱いお茶を啜りぽかぽかと身体が温まったのと同時に、ふっと緊張の糸が一瞬緩んでしまったようだ。使者の業務、その締めくくりであるこの日にヒョガおじから叱られたり説教されるのはゴメンだと、タイザンと一緒に対策していたものの、緊張と年末にかけての忙しさであまりぐっすりとはいえない睡眠の日々が続いていた。それが盛大なあくびとしてヒョガおじの前で漏れてしまった……!】
やばっ……いや、す、すみませんっホッとしたらついあくびが出ちまっ……出てしまいましてっ
【こうなると全てが崩れ落ちるかのごとく言葉遣いも滅茶苦茶になってしまい、慌てて頭を下げる。そういや、タイザンにも詰めが甘いところあるんだから気をつけろって言われてたよなあ……。うう……】*



ヒョウガ♂虎獣人
 ふむ、タイザンも初の任にしてよくやってくれていたようだな
(去年も特になにか大きな問題があったというような話は聞かない。何だかんだタイザンは真面目で通しそうではあるから、上手くやったのだろう。新任二人の働きっぷりをうんうんと噛みしめるように頷きつつ、熱い茶を啜っていると、隣から、それはそれは立派な吸気の音。まさか寝不足か?と音の主――ゼンコウの方をひと睨みする)
……はぁ……
(やはり不安は杞憂ではなかった。先刻心身ともに成長したことを褒めたが故に自分の中での落胆も大きい。取り繕うならせめて我輩の目の届く間だけ耐えきって欲しいものだ)
……化けの皮剥がれたか。やはりお前は、昔からその性根は変わっとらんようだな
(碗の中身を全て呷り、盆に置く)
その調子でよく一年乗り切ったものだ。いや、大方タイザンに散々助けを乞うたんだろう
(先ほどよりも低い調子で目の前に縮こまる牛に声をかける。こうして見ると、まだまだこやつも小さく感じるな)*



ゼンコウ♂牛獣人
 い、いやそんなことは……!散々というか少しだけというか……!
【呆れたようなため息と、歳を重ねる毎に丸くなるどころか鋭さを増しているようにも感じる強面の睨み、全てを見透かすかのような低く重々しい声色。やはり今のオレではどうしても付け焼き刃になってしまい、この人に太刀打ちはできないようだ】
……その、みっともないところを見せてしまい申し訳ありません。オレ、まだ全然ダメダメっすけど……先代から引き継いだ以上、立派な使者になるよう精一杯がんばりますので……!
【向き直り、土下座をして失態を詫びる。ヒョガおじは先代の丑があまりにも出来る人だったから余計オレに気をもんでしまうところもあるのだろう】*



ヒョウガ♂虎獣人
 ふん、一丁前に返すようになったか……
(ここでまた開き直って適当吐かすようであればいよいよ灸を据えてやろうかと思ったが、どうやら使者としての自覚はあるようだ)
……もう良い、直れ。年明け前に土下座など縁起でもないことをするな
(大人になったからなのか、はたまた使者として一年を過ごしたからか、少なからず成長はしているようで、沸々としていた呆れや怒りが一旦の収まりを見せる)
それで、どうだったんだ、実際に使者の任に就いて
(ゼンコウに姿勢を直させたところで、今度は普通に尋ねる)*



ゼンコウ♂牛獣人
 ありがとうございます……!
【態度はぶっきらぼうながらもどうやら許して貰えたらしく、雷を落とされなかったことに心の中で安堵する】
はい。先代に付き添っていたので仕事の流れなどある程度知ってはいたのですが、実際にやるとなると中々これが大変で……。先代はこれをしっかりこなしていたのかと思うと、やっぱりスゴイ人だったんだなって気付かされました
【使者の仕事はどうだったのかと尋ねられれば、話ながら改めて先代が手際よく遅れも出さずこなしていたことをどんどん思い出していき、自分も早くそのようになれるようがんばるっきゃないと気持ちを新たにする】
そうそう。使者の最後のお務め。秘密の儀礼「体の引き継ぎ」はその……すげえびっくりしました。……ヒョウガさんと先代が布団の上で取り組みしていたことも、そういうことだったんすよね?
【最後に思い出したのは、タイザンが言い出した秘密の儀礼。使者同士がまぐわい、魂を引き継ぐ。去年の大晦日、そして年明けはこの儀礼を通じてオレはタイザンと……。一度タイザンに嘘なんじゃないのかと尋ねてみたが、タイザンはしっかりその意味を語っていたし(言いくるめられた感も否めないが)、本当だったらヒョガおじも知っているだろう。というか本当だからこそ先代とあんな風に……。)*



ヒョウガ♂虎獣人
 そうだろう、そうだろう
(隣で眺めているより実際に行う方が大変なのは至極当然のことだ。そんな1回2回の就任期間で完璧にこなせるようなものではない。またうんうんと相槌を打ちながら話を聞いていると、ふと耳に入った覚えのない言葉に相槌の声が引っかかる)
秘密の儀礼……「体の引き継ぎ」だと……?
(馬鹿な、儀礼はあの任命書の授与の儀のみのはず。庁舎に赴き、一年の報告を行い、務めを引き継ぎ、湯浴みをし、そして任命書を受け渡して年が明けるのを待つ。それがこの大晦日の全てのはずだ。何十年も使者の任を全うしてきた中で、そのような隠された儀礼があるなんて話は断じて聞き覚えがない。増してや、そんな進んで穢れる様な、湯浴みの意味を失くす不埒な儀礼など――)
――っ!!
(しかし、ゼンコウから先代の丑とのまぐわいに言及されては、その儀礼を否定する気が失せる。若しやあのまぐわいにはそういう意図もあったのだろうか、と。確かに先代の丑――ゴカクと我輩は恋仲にあり、我輩が寅の使者となった当初から逢瀬を重ねる関係ではあった。思い返せば、その関係は我輩が初めて寅の使者として引き継ぎの儀を行った日に、先代の丑からの誘いによって始まったものだ。まだ幼いゼンコウに交わりを垣間見られたあの日、激昂した我輩に対してゴカクが何も言わなかったのは、あの逢瀬こそが何れゼンコウも行うことになる必要な儀礼だったからなのだろうか――)
……お、お前は……タイザンとしたのか、その儀礼を。タイザンも亥の者とやったのか……?*



ゼンコウ♂牛獣人
 えっと、ヒョウガさん的にはあまり触れないほうが良かった……すかね?
【「体の引き継ぎ」の話をした途端、ヒョガおじの顔付きが変わる。眉間に皺を寄せて、顔をしかめ……あれ、もしかして地雷踏んじゃったオレ?ゴー様と布団の上でナニをしていたかという答え合わせ、時を経て今オレにされるのもヒョガおじ的に恥ずかしかったりするのだろう】
ぶもっ!?いや、タイザンから儀礼って聞いたからしたっちゃしたっすけど。……あんまり考えたくないっすけど、タイザンと亥の人もやってるんじゃないすか、ね……
【また余計な事言ってしまった、怒られる!とヒヤヒヤしていると、まるでしぼりだすような声でヒョガおじがオレに同じようなことを問いかけてくるではないか。そんなの、使いを長くやってるヒョガおじなら百も承知ではないのか?タイザンにケツをヤられましたって言うようなこと、ヒョガおじじゃなくても他人に答えるの恥ずかしいけど、儀礼のことだし言わなきゃだよなあ……やっべ、頬があっちい……。だけど、もう1つの質問で頬の熱さは冷め、もやもやとした感情が溢れていく。儀礼とはいえ、オレ以外の人とタイザンが交わるのはあまり良い気分がしなくて……】
……オレも、ヒョウガさんとしなきゃなんすよね……儀礼。その、ヒョウガさんは平気なんすか?その、好きな相手がいても儀礼だからって交わること……
【それはきっとタイザンも同じかもしれない。だから、これから行わなければいけないことを思い、ヒョウガさんについ私情が交じった質問をしてしまう】*



ヒョウガ♂虎獣人
 ……
(ゼンコウからの回答に絶句する。亥と子もやった。子と丑もやった――とあれば、どうやらそのような儀礼があるのは少なからず間違いではないようだ。……ゴカクとの盛り合いを見たのは――実はゼンコウだけではない。私の次の使者である卯の者にも見られたことがある。それも、自分が初めて使者に就任した年に。先代の卯と、現在の卯。2人揃ってだ。それから卯の使者2人には、この大晦日の引き継ぎに来るたびにやや敬遠気味な態度を取られていた。……今思えば、我輩は卯の使者に気を遣わせていたのではないだろうか?本当に「体」の儀礼があるとするならば、卯と儀礼をしなければならなかったはずだ。今まで我輩が知らなかっただけで、なおかつ丑や卯の者に気を遣わせたままだったのではないか?)
――あぁ、構わん。これも大事な儀礼の一つだからな
(我輩はもう引き返せない。今更儀礼の一つも知らなかった、などということは、先達として新人に示しがつかないのだ。……鬼が笑うだろうが、来年は卯の使者にも、真摯に向き合わねばならないな……)*



ゼンコウ♂牛獣人
 ……!
【なにか大変なショックを受けたように見えたヒョガおじだったが、まさか知らなかったってことはないよな……?いや、ヒョガおじに限ってそんなことはないだろう。その証拠に今は真剣なまなざしで、私情を挟まず儀礼は儀礼とハッキリ断言したのだから。なら、オレも丑の使者としてつとめを果たさなければいけない。ヒョガおじやタイザン、先代のゴー様のように】
ヒョウガ様。取り乱してしまい申し訳ありませんでした。……気を取り直して、秘密の儀礼「体」を執り行わせて頂きます
【そう言ってその場で三つ指をついて礼をすると、ヒョガおじを寝床へと導く。そして目の前で去年タイザンがしたように、するすると身に付けた着物の帯を解き、褌と足袋姿を晒した】*



ヒョウガ♂虎獣人
 ……うむ、行こうではないか
(腕を組み、余裕を持ってゼンコウの誘いを受ける――素振りをする。ゼンコウはどうやら我輩が今の今まで「体の引き継ぎの儀礼」を知らなかったことに勘づいてはいないようだが、問題はこれからだ。今までの経験を鑑みれば、ただゼンコウと体を交えればよい……のだが……)
……いつの間に……随分がっしりしたな
(布団が敷いてある部屋に入れば、特に躊躇いなくゼンコウは着物を脱ぎ落としていく。湯浴みをしたのは別々だったために気にしてはいなかったが、こうして見ると幼かったあの頃とは比べ物にならないほど鍛えたことがわかる。褌の膨らみ具合からしても、"そこ"の成長も著しいことが察せられる。自分も同じように着物を脱ぎ、褌と足袋だけの恰好になる)
お前にこうして裸を見せるのは……2度目だな
(以前、ゴカクとの交わりを覗かれて以来だろう。その頃に比べては幾分か体は衰えたが、まだまだゼンコウにも負けない自信はある。そして一つしかない布団の上に腰を下ろせば、)
ほら、攻め手はお前だろう、こっちに来んか*



ゼンコウ♂牛獣人
 ……っ
【さすがヒョガおじだ。堂々としていて、これがにじみ出るベテランの貫禄というものなのだろうか。着物も躊躇なく脱ぎ、綺麗に畳むところまでしっかりしている】
へへ、鍛えておりますから。ヒョウガ様も……相変わらず、すごい
【褒められたことを嬉しく思い、照れ笑いを浮かべる。しかしヒョガおじもなかなかの体をしており、年を重ね更に熟成された雄の色気を感じて思わずドキッとしてしまった。ヒョガおじ相手なのがちょっと悔しい】
待ちきれない…っすか?
【布団に腰を下ろし、誘うというか指示するヒョガおじをゆったり押し倒すと、耳元で囁いて小鳥の啄みのようなキスをちゅっちゅと落としていく。やがてそれは首筋、鎖骨に到達すると、今度は肉厚なベロでつーっと舐めながらツン♡と固さを持つ豆粒のように育ちの良い乳首を捕らえて転がしていく】*



ヒョウガ♂虎獣人
 ふん、まだまだ若人に負ける心算はないのでな
(とは言いつつも、見れば見るほど先代ゴカクの面影をゼンコウに重ねてしまう。いや、アソコの大きさだけで言ったら、ゴカクをも上回るかもしれない……そんな邪念が脳裏を過る間に、ゼンコウは我輩の体を布団に押し倒す)
……お前はタイザンにもその調子だったのか?
(相手の褌の下が早く露わにならないかと待ちわびているのは事実だが、まるで我輩を年頃の乙女かのように扱う言い草に、肯くでも首を振るでもなくそう返してしまう)
我々が行うのはあくまで儀礼だ。もっと気を引き締めろ――んっ……!
(軽い様子のゼンコウを諫めるようにそう言うが、ゴカクに仕込まれた乳首を弄ばれてしまえば、少しの刺激で思わず声が漏れてしまう)*



ゼンコウ♂牛獣人
【ヒョガおじはこの様子だと生涯現役も行けるんじゃないか。そんなことを思っていると、視線の先が自分の股間を何度かチラ見していることに気づく。これ、もしかしたらヒョガおじ負けるんじゃね…?別の意味で】
ンモッ!?いや、それは、そのっ……って今はその話いいじゃないっすか〜!
【不意を突かれたかのような問いに言葉が詰まる。確かにタイザンと一緒の時はだいぶ砂糖盛っての甘々に絡んでいたけどよ……】
ヒョウガ様こそ、ゴカク様に随分と体を開発されたんじゃないすか?それともご自分で……?
【お返しのつもりでヒョガおじの乳首を両方とも摘まんで引っ張り、コリコリと弄っては時折抓って攻めていく。舌先で舐めただけで良い反応だったのだから、相当乳首はモロ感に仕上がっているのは想像がつく。ぶっちゃけ、オレよりもデカいんじゃないのか……ヒョガおじの乳首】*



ヒョウガ♂虎獣人
 ……
(図星か……?我輩の問いかけにゼンコウは激しく動揺した様子を見せ、すぐに話題を断ち切られてしまった。どうやら自分の想像以上にゼンコウは好色家なようだ)なっ……!?うっ……うぐぅ……っ!
(そして返ってくるのは不埒な探り。どさくさに紛れて何て事を訊いてるんだ。しかし、ゴカクに体を開発されたのは事実。その証拠に、怒鳴り返す余裕もなく、押し殺そうとしてそうし切れなかった声がだだ漏れとなっている)
あっ……
(さらに最悪なことに、我輩の愚息が凄まじい勢いで滾り始めた。儀礼上、状況上、仕方ないとはいえ、あまりに堪え性がなさすぎる。そう恥辱を噛み締める間にも、我輩のモノは、自分に覆い被さっているゼンコウの褌に強く押し当てる程に育ってしまった)*



ゼンコウ♂牛獣人
 ヒョウガ様ってば……これはこれは……
【必死に押し殺そうとしながらもそう出来なかったヒョガおじのいかつい顔が、羞恥で桃色に染まっていくのは……。そそる。ぐぐっとオレの股間を下から持ち上げようと頑張っているヒョガおじチンポに、思わず口元がにやけてしまう】
ヒョウガ様、待ちきれないんですね?こんなにもせがまれちゃあこちらも堪らんですよ……
【なんて囁きつつも、オレのチンポも血が巡ってヒョガおじに負けないぐらい固く勃ち上がってしまう】
へへっ押し相撲でもしますか?
【ヒョガおじの摘まみやすい乳首を両方ともクリクリと弄っては腰を揺する。お互い褌の膨らみを突っ張らせ、グイグイズリズリ雄の証を交じり合わせるスケベさにオレの先端はどんどん先走りが滲んでいく……】*



ヒョウガ♂虎獣人
 ぐ……っ、致し方……っ、ないだろうが……っ!
(いくら儀礼とはいえ、出来ればこんな腑甲斐無い姿は新参の青臭坊主になんぞ見られたくはなかった。こうなってはもう先人としての威厳なんぞ砕け散ったも同然だろう)
な……おいこら、儀礼中だぞ!余計な行動はつつし……んぐぅぅ……っ!
(完全に自分を弄ぶゼンコウに嫌気が差し、一つ叱ろうと思ったが最後、その声、威勢、意気の全てが胸部の突起から来る刺激に掻き消される。先程よりも大きく喘げば、自身の褌はいよいよ先走りによってしとどに濡れ透け、それが相手の、同じく湿り気を帯びた布と擦り合えば、にちゅ、にちゅと淫靡な音を奏でる)くっ、うぅっ、この、いい加減に――――…………!!
(おのれ、我輩が攻め手なら今頃……と、使節の順番の定めを呪いながら首だけ起こして見れば、喉元を出かかっていた吼号の言を失った。……間違いなく、相手の褌の張りは……この我輩のモノより……)
……で、デカい…………
(先代以上の逸物に釘付けになりながら、無意識のうちに感想がぽろりとこぼれ出てしまった)*



ゼンコウ♂牛獣人
 そうですよね、男なんですから気持ち良かったらチンポぐらい勃っちゃいますよね
【ヒョガおじの悔しそうにした顔や声色についつい調子に乗ってしまい、これまでの仕返しと言わんばかりに乳首を弄び続ける。ゴカク様にどれだけ仕込まれたのか……段々大きく、抑えられなくなってきた喘ぎ声と同期するようにヒョガおじの褌がぬるぬるとなって滑りよく押し相撲が続く】
デカい……?ヒョウガ様は大きいモノがお好みなんですね。それじゃあ……
【やべ、調子のりすぎたか?と、ヒョガおじのお叱りに身構えようとした時、さっきまで目をつり上げていたヒョガおじの驚きで呆けた顔と、そのあと漏らした言葉をオレは聞き逃さなかった。そしてスッと立ち上がり、まるで……チンポに心奪われたかのような視線を向けるヒョガおじの鼻先へ、中身がもはや透けて色が分かるぐらいの褌の突っ張りを擦り付けてやりながら】
中身味わっっちゃいます?
【なんて上から見下ろし舌舐めずりしてみせる】*



ヒョウガ♂虎獣人
 この阿呆が…………っ
(完全に調子付いている牛坊主にそう吐き捨てるも、乳首と股から込み上げる快感で、自分で思っている以上にその声色には覇気がない。ゴカクにこれでもかと仕込まれ、暫く御無沙汰だった身体に牛の相手は分が悪いにも程があったようで、我輩の頭はゼンコウの手を、声を、温もりを愛しき先代に重ね、その理性は早くも陥落しようとしていた――)
う……あ……
(ゼンコウが立ち上がる。視線は褌の張りを追う。来る。アレが。あの大黒柱の如き雄槍が、我輩の鼻先目掛けて――)
……!!
(鼻先に押し当てられたそれの匂いを嗅ぐ。いや、嗅ごうせずとも鼻の奥に不躾に割り入ってくる。我輩は奥歯をぎりりと噛み締めながら、押し付けられた褌の布端を咥え、するりと解いていく。これも儀礼の内、こやつのを自身に収めるための下拵えだ――と自分言い聞かせつつ、我輩は、遂にその太ましい魔羅に……むしゃぶりついた)*



ゼンコウ♂牛獣人
 へへっすんませんっ
【空気を引き締める凜とした覇気のある声は今や快楽に負けつつあるのか弱々しく、これもまた初めて見るヒョガおじの姿だった。いつもとのギャップにムラムラとオレの中の性欲は増していき、ヒョガおじがゴカク様にどんな艶姿を見せていたのか……オレもそれを見たいという欲求は高まり続ける】
……んもッ〜〜ッふぅうっ……うぉおっすげ……っ!
【ヒョガおじの見上げてくる目つきは若干まなじりが下がっているが、いつ正気に戻って噛みついてくるか分からない鋭さは完全に失われていなかった。一瞬腰を引きそうになるも、ヒョガおじは器用に口だけで褌を解いてみせる。そして……ついにオレのチンポはヒョガおじの口の中へと飲み込まれていった。熱い口内、ねっとりとした唾液に包まれて辛抱できず声を漏らすと、さらにはざらついたネコ科の舌が絡みつき音を立てて扱き出す。こんな業、ゴカク様と何度契りを交わして会得したのだろうか!?】*



ヒョウガ♂虎獣人
 はぁ……
(軽い返事をするゼンコウにため息が漏れる。言葉では謝っているが、その口振りからしてそこに一切の謝意は無いのだろう。しかしまぁ、不思議なものだ。昔からゼンコウにはきつく当たっていたこともあって、当の本人からは嫌われてるか苦手意識を持たれているとばかり思っていたが、儀式になった途端に目の色を変えた。いつもの仕返しかと身構えもしたが際立って狼藉をはたらく訳でもなく、むしろその眼差しは心なしか本気で我輩と交えたがっているようにも見える……)
ん……ぐっ、ふぅーっ、む、ぐ……っ、はぁ……っ、……
(その大木を口に収めるのは至難の業で、時折呼吸さえも危うくなる。息継ぎをする度に激しい吐息がゼンコウの雄を生温かく包む。ザラザラの舌で裏筋を擦り上げれば、モノはどくっと脈打ちまだまだ先走りを溢れさす。このまま果てさせるのは容易いが……)
ぶはっ……相変わらず堪え性のない奴め、もうよがってるのか?
(口を離せば、今にも暴発しそうな巨根に淫らに舌なめずりをする。ゴカクがこれしきでは平然としていたことを踏まえると、やはり未熟者だとゼンコウを一瞥して――)
お前が一丁前に出すべき場所はここだろう
(自身も限界を迎えそうな褌を取れば、先代仕込みの穴を見せつける。"お前も早く仕込め"と言わんばかりに――――)*



ゼンコウ♂牛獣人
 ううう゛ッま、待ってくださ……ッそれやばッおおぅッ!
【口一杯に男根を頬張るヒョガおじの口技は凄まじく、声を抑えられず野太い喘ぎ声を上げ続ける。これではヒョガおじのことをとやかく言う事も出来ないが、気持ち良すぎるのだからしょうがない!目を食いしばっては舌を垂らし、時々太股を震わせていると、じゅるりと猥褻な音を立ててヒョガおじがようやくチンポを解放した】
ううっ……どんだけしゃぶってきたんですかぁ……
【未熟者めがと言わんばかりの目はオレから決して目を離さず、口元は再び情欲を煽るように竿や亀頭を啜っている。やっぱりヒョガおじとは経験の差が大きく開いてるのだと思わされてしまう】
ッ!すげ……っ
【つい口から零れた言葉。ヒョガおじの虎穴は盛り上がった形をしており、明らかにそれは長期にわたりチンポを受け入れ続けてきた証だった。これからここに、オレのモノも……。その場面を想像するだけで血行はますます良くなって太い幹をガチガチにさせ先走りの滴を垂らしてしまい……】
やらしいケツマンコ見せつけやがって……
【一瞬敬語も忘れ素で呟いてしまう。それだけ雄を性に狂わせる魔性をヒョガおじは隠し持っていたのだ。糸を引き続ける先走りを指に絡めると、オレは腰を下ろす。そしてヒョガおじの穴の具合を確かめるべく太い指でこじ開けていき……】*



ヒョウガ♂虎獣人
 そうか、お前も"一人前の男"だったな。心地良ければ声のひとつやふたつも出るだろう
(先のゼンコウの台詞回しをそのまま返すように、不敵に牙を覗かせ笑う)
ふん、今まで何年使者を務めてきたと思っている。あまり先達を舐めてかかるな
(とはいえ卯の使者には敬遠されてたが故に、この「体」の儀礼は受け手の経験しかないが、新参の若者に喝を入れるぐらいならこの程度で充分効くだろう。我輩はそう思いつつゼンコウに自身の秘部を差し出す)
……あまりじろじろと見るな(他人に……特に見知ったこやつに尻を注視されるのは……気分の良いものではない。思えばいくら儀礼といえども、ゴカク以外の逸物を受け入れるのはこれが初めてではないか。それに気付くとゴカクに対し一種の罪悪感を覚え、これも任の内、と目を瞑る。その一方で、まだ見ぬ太竿を求めてか、無意識のうちに自身の尻穴はひくついているわけだが……)
おい、今なんて――
(明らかに、聞き捨てならない語が聞こえた。その刹那)
うっ……!?う、お……――っ!!
(久方ぶりの後方からの刺激に普段ではまず出ないような声が漏れる。懐かしさのあまりか、相手の前に露出したばかりの、相手よりも若干大きさの劣る我輩の竿もびくりと反応する)*



ゼンコウ♂牛獣人
 【ヒョガおじの飄々とした返しと不敵な笑み、舐めてかかるなという言葉はもうなんというか……さすが大先輩としか言い様がなくて、オレはぐぬぬるしか出来ない】
……う、うっす。だけどヒョウガ様も一人前の男なのですから……たっくさん声出しちゃっていいっすからねっ
【そんな精一杯の返しをしながら、オレはヒョガおじのひくつくソコを指でなぞり、ナカへと探りを入れる】
あっつ……というかもうトロってきてるんだけど……っヒョウガ様のココは、使者を立派に務めてきた証なのですね……これならすぐ入っちまいそうだな……っ
【指でナカを抉るのはオレだってタイザンと結ばれてから何度かシたことがある。……それにされたこともあるから、ヒョガおじまでの熟練ではないにしろ、悦くなるための多少の心得はあるつもりだ。ヒョガおじもヒョガおじでゴカク様に大分可愛がられてきたようで、ちょっと前立腺を刺激したりかき回しただけで、ふやけるように柔くなっていき、滑りを帯びていく。もう片方の空いてる手で、モロ感の乳首を転がすことも忘れてはいけない。そうこうしてるうちにヒョガおじチンポもビクビク反応し出すもんだから、そろそろ頃合いかとオレもチンポを扱いて先走りを全体にまぶしていく】*



ヒョウガ♂虎獣人
 む……生意気な……
(自分が攻め手だから良い気になりおって……と眉をひそめる。が、よくよく考えればゴカクと儀礼を執り行っていた時は……特にまだ若かりし頃は我輩がどれだけ喘ぎ、喚き、叫んだとてその事を責められはしなかった。故に一応神聖な儀礼とはいえ多少の声は生理現象として仕方ないということだろうか)
んぐっ、……せ、めて私語は……控え、っ、ろ……いや、初回でそれを言うのは……酷か……んぉっ
(タイザンとゼンコウの間の肉体関係は、あくまで儀礼の中でのもののみだと思っている。であれば、恐らくゼンコウはまだ操を保ったままなのだろう。同じ男のよしみとして、筆下ろしの時くらいは好きにさせるか……と隙を見せたが最後だった)
んいぃっ……!!
(ナカと乳首を同時に責められ、自分でもはしたないと思える嬌声をあげる。既に身体は大分出来上がっていて、秘孔は惜しみなく開き、相手の神器を受け入れる瞬間を待ち侘びるようにトロトロと液を垂らしていた。そこでようやく、我輩はゼンコウに屈しているのだと気付く――)*



ゼンコウ♂牛獣人
 ヒョウガ様、体を重ねお互いの心を通わせ、魂を引き継ぐのですから。心地よいと感じたらそれは正直に表して良いのですよ
【ここまで言って、我ながらタイザンみたいだなと思ってしまった。長い付き合いだからだけでなく、きっとあいつともと深く繋がるようになったから。色々影響を気付かないうちに受けていたのかもしれない】
しょかっ……!? い、いえ、それは失礼しました
【ヒョガおじはこれがオレにとって初めての「行く年」なのだと思っているらしい。うーんまあ私語は慎めということだし、タイザンも絡んだ大事なことだ。特に言わないでおこう】
すっかり整われたようで……念のためお聞きしますが、よろしいですか。来る年の使者・ヒョウガ殿
【ヒョガおじの発情しきった声。これからもっと聞けるのかと思うと、儀礼を行う使者としての自分でなく、男としての自分が我慢出来ず出てきてしまう。タイザンと一度だけ攻守交代したことがあった時の経験をフルに生かす時だと、オレはヒョガおじの開ききったトロトロの門にぐっと切っ先を押しつけ……少しだけ埋没させながら尋ねた】*



ヒョウガ♂虎獣人
 ……それも、そうであるな
(相手の口調がやけにわざとらしく改まったのに合わせて、こちらもわざとらしく口に拳を翳しごほんと咳払いをして応える)
ん……?
(「初回」と聞いてやたらと慌てるゼンコウを不可思議に思う。もしや経験済みだったか……?いや、無駄な詮索は止しておくとしようか)
……何でしょう、行く年・丑の使者ゼンコウ殿
(情事を前に何事かと思いつつゼンコウをじっと見やり尋ねる。……それにしても、と我輩は薄目を開けてゼンコウを見据える。今までゴカクと散々儀礼を交わしてきた訳だが、こんなに格式ばった言い回しをしただろうか……?)*



ゼンコウ♂牛獣人
 へへっやっぱりセックスは正直に気持ちいいって言った方がもっと気持ち良くなれるっすからね……。だからヒョウガ殿、これから挿れちゃいますけど正直でお願いします、ねっ!
【どこかぼんやりというか何か考え込んでるというか。ヒョガおじが何を思っているのか分からないが、これはチャンスでもある。隙を見せたヒョガおじが更に緩めた孔のナカを、いきり立つオレのチンポが突き進む。亥の使者じゃないけど、これが猪突猛進というやつなのだろう】*



ヒョウガ♂虎獣人
 な……何を……
(なぜそのような事をわざわざ……?と呆気に取られている間に、それはいとも容易く、長年仕込まれ、今丹念に慣らされたそこをズプリ、と侵していく)
お゛っ、あ゛っ――!!
(太い。長い。重い。硬い。自分の顔が苦悶に歪む。敷き布団を強く掴み、貫かれるまま身体ごと持っていかれないようにどうにか堪える。僅かに浮いた腰から伸びる我輩自慢の長尻尾がぴくっ、ぴくっと痙攣し、そうさせた張本人である丑の太腿を掠める。しかしその太さ長さ故だろうか、苦痛は侵入時のほんの一瞬で――)
――んあ……っっ……
(気がつけば内側から前立腺を押し上げられ、早くも色めいた声とともに限界にまで膨らんでいた自身の雄竿からぽた、ぽたりと白濁の涎を垂らす)
い、良いぞ…………っっ、その調子で動け……ゼンコウ!
(久々に味わうその感覚に、体裁も忘れて酔いしれては、自身の雄を扱きさらにそこから性の汁を溢れさせながら、行く年の使者、その魂を揺さぶり、誘う)*



ゼンコウ♂牛獣人
 ……っぐ【侵入を果たしたとたん吸い付いてくる極上の孔に一瞬声が漏れてしまうが、かまわず奥を目指す。その道中、前立腺を強く擦ったらしくヒョガおじの身体が痙攣した。すると……】
マジかっ……
【ヒョガおじが濁った嬌声を上げた途端、チンポの先端から先走りじゃない白濁液を垂らし始める。挿れただけでヒョガおじ、トコロテンしちまったのか……!?】
……ッ!なんつうドスケベな使者なんすか、あんた!
【衝撃的な光景に息を飲んで半ば唖然としていると、太股にじゃれついてくるのはヒョガおじの尻尾だった。もっともっととせがむような動きを見せる尻尾と、酒で酔ったかのように顔を赤らめ目をとろつかせながら手淫する……。多くの使者たちが尊敬し畏怖するヒョウガという男は今、組み敷かれながらあられもない姿を晒し、儀礼などもはや殆ど関係なく欲情のまま自分を誘っているのだ。これに答えなければ据え膳はなんとやらだ!先達の「その調子で動け」という言葉どおり、オレは遠慮せずその孔を容赦なく大きな音を立てながら打ち付け始めた】*



ヒョウガ♂虎獣人
 やっ……喧しいぞ!その寸法のブツなら誰だってこうなるわ!
(意図せずしたトコロテンに羞恥し、快感の最中に言葉を紡ぎ弁明するも我輩は知らなかった。同じくゼンコウの逸物を受け入れたタイザンはこんなに容易く精が押し出されるようなことはなかったという事実を……)
それに、だ
(我輩は再度わざとらしい咳払いをして、虎視鋭くゼンコウを凝らし、)
ドスケベなどと低俗な語彙で片付けるな。これはあくまで儀礼、これも神聖な儀の内だ。むしろゼンコウ、お前も早くこれに慣れておくんだ、良いな
(そうだ。これは決してふしだらな行為ではない……干支の使者に必要な事……!そしてこれは、後輩への教育の一つ……!そう割り切ってしまえば、どんなにトコロテンしようが、雌のごとく喘ごうが構わないだろう。だから我輩は……)
あぁっ、くっ、ぅっ、来る……ッ!奥までっ!ふっ、来てっ、いるぞ、お゛ぉ……っ!!
(じゅぷっ、じゅぷっ。と結合部から激しい交尾の音が聞こえる。いよいよ我輩は尻尾をゼンコウの太腿に巻き付け、舌を出してなりふり構わず喘ぎ散らす。一突きされる度にきゅっと中が締められ、侵している雄の輪郭に形取られていく……)*



ゼンコウ♂牛獣人
 えっ……いや、嬉しいっすよヒョウガ様を気持ち良くさせることができたんだなって。へへっ
【ヒョガおじが息を乱しながら言い訳じみたことを言っているが、なんも説得力がない。あやうく「だってタイザンは……」と言うすんでのところで口を一度閉じると、相手を気持ち良くさせることが出来たのは攻め手として嬉しいと素直に気持ちを告げる】
ちぇー分かりましたよ。それじゃあヒョウガ様みたく立派に「役目」を務められるよう、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします、ねッ!
【儀礼だなんだと再び先達としての顔になったヒョガおじにあまり納得できないものはありつつも、それなら後輩が早く慣れるようにしっかりその「役目」を果たして貰おうと、再びチンポを埋没させる。さっき一度貫通したことによってある程度の道筋が出来たのか、よりスムーズに奥へ挿れ込むことが出来、次第にスケベな音が大きく鳴り響き出す】
へへっナニが奥まで来てるんです、ヒョウガ様?っ
【みっともない顔や仕草をしようがおかまいなしになってきたヒョガおじ。「そういう体で一年分の欲、発散させたいだけな気もする」という1年前のタイザンの言葉を思い出し、ヒョガおじもそうなんじゃないのかと思い始め、全部さらけ出しちまえと言わんばかりに前立腺を当て掘りしたかと思えば孔の口を浅く何度も擦ったりと、タイザンとの行為で培った若輩なりのテクニックで挑んでいき】*



ヒョウガ♂虎獣人
 む…………
(素直に嬉しいと口にしてはにかむゼンコウに、生意気な腕白坊主かと思いきや素直で可愛いところもあるじゃないかと、別の意味で頬を赤らめてしまう)
おう、その意気……うお……ッ!!?
(ゼンコウの言葉を咀嚼してうんうんと頷こうとしたが、その前に精一杯の雄突きを食らい、台詞半ばで汚い喘ぎをあげる)
んぐぅっ、なに、んおっ、おぉっ……!!
(先ほどの素直さはどこへやら、こちらがみっともない姿を晒しているのをいいことに煽り散らすゼンコウに言い返そうとするも、こうもかの巨根に激しく攻め立てられては単語すらまともに捻り出すことができない。それにこの攻め手、荒削りながらも突く場所攻める場所を変えてきている……。やはり実はとっくに筆下ろしを済ませていたのだろうか……?)*



ゼンコウ♂牛獣人
 へへっ
【面食らって頬の紅色を強めたヒョガおじのかわいらしい一面にオレもまたはにかみ、頬にキスする。そうしてまた舟を漕ぐように腰を揺らめかせ、逞しい腰回りを離さないようしっかり掴んで少しずつ勢いをつけていく。ヒョガおじが良い声を出した箇所を重点的に擦り、今度はしっかり絶頂へ登らせるのだ!】
ふーっふーっ!ヒョウガ様っ、ヒョウガ様……ッ!
【ヒョガおじのすっかり仕上がってる孔の心地よさに息を乱し、汗の玉を浮かばせ懸命に腰を振り、ナカを掘り込む。次第に金玉がせり上がって乳首も勃ち、自分の絶頂も近いのだと悟り、更に唸って勢いをつけて腰を押しつけた】*




ヒョウガ♂虎獣人
 ……!この……
(頬に口吻を付けられた瞬間、我輩は不覚にも、年甲斐もなくこの青年に時めいてしまった。しかし不快さはなく、むしろ幼子の成長を確かめたかのように微笑みを返す)
あぁっ……ゼンコウ、ゼンコウ……っ、どのォっ……!!な、中に…………ッ!!
(先ほどまで敷布団を引っ掴んでいたのを、今度は相手の太ましい腕を掴んでは身体を密着させる。そのうち儀礼だからなのか、それとも快楽に根負けしてか、無意識のうちに我輩はゼンコウの魂を……詰まる所の子種を欲してねだってしまう。そして……)
おッ、うぉぉっ、く、ぁっ、くるっ、イッ、イぐっ……ぅううぅっ!!!
(この肉体が忘れかけていた、頂点へと上り詰める感覚。それも単独で致すよりも数倍は強い快楽が脳天へとほとばしり、身体諸共解放するかのように四肢を広げ委ねる。攻め方の雄が最奥を捉えた次の瞬間には、上に被さるゼンコウ目掛けて力いっぱいの精を打ち上げていた)*



ゼンコウ♂牛獣人
 【ヒョガおじ、こんな風な顔もするんだ……! オレに向けられた微笑みは今まで見たことがないほど柔らかさを感じ、まるで父親にも似た温かなものを覚えた】
〜っ! ヒョウガさまっナカにオレの精液、注ぐっすよ!使者の魂、受け取ってくださいッ!!
【全身でナカ出しをねだるヒョガおじの姿に、オレの雄としての部分が強く刺激される。鼻息荒げてフンッ!とナカを抉った瞬間、亀頭が奥の奥に入り込んだ感覚があった。タイザンに教えられたことがあるが結腸、雄ボルチオというのがこれかもしれない】
ああぁ゛っ!ヒョウガさまぁッ! お、オレもイク……っ!! うもおお゛ぉ゛ぉ゛ッ!!
【ヒョガおじが悲鳴のような野太い嬌声を上げたのと同時にナカがきゅうっと絞るように狭まり、チンポはその吸い付きに強く刺激された。そしてオレの身体へ飛び散る濃厚な精液の熱さとヒョガおじの絶頂顔に性興奮は振り切れ、雄叫びを上げながら目の前の雌虎へどくどくと種付けを始める】
ふーーっふーーッ! ヒョガおじぃ……
【久々のセックスだったのか、目の前でビクビクと強すぎる快楽で打ち震えるヒョガおじの姿をいたわるように、オレは頬や首にキスをして、おつかれさまですと言葉をかけた】*



ヒョウガ♂虎獣人
 (ゼンコウの雄が腸の奥、その固く閉ざされた扉をこじ開けるように貫く。今まで受け手として、長らくゴカクの雄を受け止めてきた身としても、このような感覚は初めてで、あまりの刺激に視界がチカチカと瞬く)
うっ、流れて……くる……ッ!
(絶頂に伴って締まりきった胎内に、行く年の使者の魂が遺憾無く流れ込む)
……っ、はぁ……、はぁ……ッ、ゼンコウ…………
(ひとしきり精を出し切り、搾り取った後に力が抜ける。これ以上の弱みは見せまいと、達した後に来る気怠さをどうにか拭って身体を起こせば相手の名を呼びかけた所で、庁舎の外から年越しを告げる鐘の音が聞こえてくる)
……これでお前も一人前の使者だな……立派になったな
(そんな中で、我輩はようやくまともに労いの言葉を、ゼンコウにかけてやる。ここに居るのはもうあの腕白な子供ではないのだ……と、腹の内に放たれた魂をしかと感じながら)*



ゼンコウ♂牛獣人
 ……! へへっありがとうございます。そして、あけましておめでとうございます
【達した快楽でこちらも身体を身震いさせていると、ヒョガおじの呼びかけに合わせるようにして一年前にも聞いた鐘の音が響く……。新年を迎えたのだ。ヒョガおじがかけてくれた思わぬ言葉でオレは若干視界が潤んでぼやけるのを、年始の挨拶でごまかした】
……ヒョウガ様、一度抜くっす、ね……んっ
【ヒョガおじが一人前の使者として認めてくれたのだから、きちんと段取りを考え次の初湯へ行く前に一度休もうとチンポを孔から引っこ抜く。すっかり開ききったそこはヒクヒクいいながら、少し遅れてナカに注ぎ込んだ精液が溢れてきて……なんというか……】
ヒョ、ヒョウガ様……もっかい儀礼しないっすか?
【少しだけ平常に戻りつつあったソコは再び血行を良くしてしまい、ヒョガおじにバキバキに勃ちあがった姿を再び見せつけてしまう。だけどなんとなくヒョガおじも一回で満足していないような……そんな気がして、手にそっと指を絡めながらお伺いを立てた】*



ヒョウガ♂虎獣人
 うむ……あけましておめでとう、ゼンコウ
(本人は誤魔化しているつもりだろうが、目が若干潤んだのと、声の調子から泣きそうになっているのを堪えたのが我輩にはわかる。だが敢えて指摘などという無粋な真似はしないでおくとしようか)
あ、あぁ……ん……ッ、う……ッッ!!……ふー……
(まるで栓を抜くように、挿し込まれていた雄がポンと抜かれる。時間が経って多少粘っ気が薄れた種液が、開きっぱなしの孔からつうと垂れるのが伝わってくる。さて、このまま体が冷えきる前に改めて湯浴みでもと思ったそのとき)
な、何……?
(ゼンコウから思いがけないお代わりの要求。ゴカクだって一度で済ませたというのに、こいつは――!!)
…………
(しかし、2人分の体液を纏ってなおそそり立つ剛直を目下に捉えれば、仕方あるまいと折れて)
阿呆め…………一発で出し切らんかい
(と言いながらも笑い、再び後孔を弄り相手を誘うのだった。初日の出まで、長い夜の始まりである――)〆

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